”IoTで機器・装置の力を最大化する”
プロジェクトが始動
OPTiM IoT プロジェクトとは?
「OPTiM IoT」は、あらゆる機器や装置をクラウドから管理・運用するサービスです。
「OPTiM IoT」を導入することにより、管理している機器や装置の稼働最適化、ダウンタイムの最小化や保守コストの削減を支援いたします。
これにより、機器・装置の生産性を最大限に引き出すことができます。
“IoTで機器・装置の力を最大化する”プロジェクトが始動!
初期投資をかけずに機器・装置の効率的な管理を実現する「OPTiM IoT」
ー 「OPTiM IoT」開発プロジェクトが発足した背景について教えてください
IoT機器はさまざまな現場に設置されるため、問題発生時には現地に赴いて対応しなければなりません。こうした機器・装置を効率的に運用して、その力を最大限引き出すには、現地に行かずとも正確な情報を得られる仕組みが必要です。そこで、クラウド経由であらゆる機器を管理できるサービス「OPTiM IoT」の開発プロジェクトが立ち上がりました。もともとOPTiMでは、業務向けモバイル端末を管理するMDMサービス「Optimal Biz」を開発・提供するなど、デバイス管理のノウハウが豊富です。さらにAI・IoTのプラットフォーム「OPTiM Cloud IoT OS」を展開し、パートナー企業と一緒に農業、医療、建設など、さまざまな業界で“AI・IoT・Roboticsを活用した産業変革”に取り組んできました。こうした知見を活かしたクラウド危機管理サービス「OPTiM IoT」は、本来であれば大規模な投資が必要な仕組みを、初期投資が不要なサブスクリプションサービスとして提供するのが大きな特長です。
ー 「OPTiM IoT」のプロジェクトの経緯についてお聞かせください
正式な開発チームが形成される以前の2021年1月頃から本プロジェクトが始まり、プロトタイプの開発が行われました。企画チームと密接に話し合いながら検証を進め、3月下旬には開発の立ち上げからリリース、運用までのサイクルを担当したリーダーは入社3年目、それに新卒1年目と2年目のメンバーに中途入社したメンバーを加えたフレッシュな顔ぶれのチーム構成となりました。
4月から本格的な開発が始まり、短いスパンでリリースするロードマップのため、プロジェクト開始直後からスピードを意識したチーム作りを目指していました。その結果、約半年という短期間でのリリースにこぎ着けることができました。
若手リーダーが作り出した、メンバー全員がリーダーのように
責任感を持って振る舞える環境
ー チーム全体の雰囲気はいかがでしたか
2021年3月に中途入社してすぐに今回のプロジェクトに参加し、主にデザインチームと連携してフロントエンド部分の開発に取り組んできました。若手メンバーが揃っていたこともあり、意見を交換しやすく、経験が不足している部分は互いにサポートしあうことで課題解決するなど、一体感を持った開発が行えました。
当初はメンバー一人ひとりの技術力やコミュニケーションスキルなどを把握するところから始まり、チームリーダー未経験で相当な不安を感じていました。ところが、メンバー全員が主体性を持って、前向きに取り組む雰囲気を作り出してくれたので、OPTiM IoTをより良いものにしていくため一丸となって考えられるチームへと成長することができました。
ー プロジェクトを進める中で苦労したところと、それを乗り越えることで得られた達成感についてお聞かせください
今回のプロジェクトでは、アジャイル開発の1つである「スクラム開発」という手法を採用しました。メンバーに固定した役割を与えるのではなく、インフラからフロントのデザインの部分まで全てタスク化し、全員がどの部分にも対応できるように情報を共有しながら、各メンバーがタスクを自主的に受け取るような仕組みで開発を進めていきました。チームリーダーのファシリテーションはしますが、基本的にはチームメンバー全員がリーダーのように責任感を持って振る舞える環境を目指しました。発足当初は共通認識がない状態から始まり、チームとして意思疎通させることに苦労しました。たとえばソースコードの書き方1つとっても人それぞれで、受け取ったタスクをどう解釈するかは本人次第です。スクラムのサイクルで1つのスプリントが終わるたびに良かった部分と悪かった部分を振り返ることで問題を改善していきました。
はじめはデザイナーとのタスクの棲み分けなどで苦労しましたが、密接なコミュニケーションを取ることで、より使いやすいUIを実現できたことを実感ています。また、これまで前職でIoT関連のシステムを扱ったことがなかったため、“誰がどう使うものなのか”をなかなかイメージできませんでした。スクラムのイベントでメンバーに相談し、デバイスを実際にセッティングする勉強会を設けてもらえたので、プロダクトに対する理解を深めていけました。
プロダクトオーナーの立場からは、経験を押しつけるのではなく、社内のスクラム開発の有識者と繋げるなど、周囲を巻き込みながらチームが成長できるようサポートしました。その結果、発足から2~3カ月後にはチームとしての開発スタイルを固めることができました。
ー プロジェクトを通じてどのような部分に成長を感じられましたか
チームとして一番成長を感じられたのは「団結力」です。「降りてきたタスクをただ処理する」と考えるのではなく、メンバー全員がOPTiM IoTが“誰にどう使われるのか”を常に意識し、チーム全体としてプロダクトをより良いものにするための探求、追求ができるようになりました。メンバーそれぞれの技術力向上も顕著であり、今後の機能改善・強化もチーム一丸となって取り組んでいけると確信しています。
またチームリーダーは“周りに頼る”ことの重要性を体感、本プロジェクトでは他のチームリーダーや役員へ相談するなど、かなり勇気が必要な場面もありましたが、親身になってアドバイスをいただけ、自身の成長につながったと感じています。
プロダクトと開発チームのさらなる成長がビジネスを拡大させる
ー 今回のプロジェクトをふまえ、今後取り組んでいきたいことを教えてください
チーム全体としては「プロダクトがどのように使われるかを意識しながら開発を進める」ことを継続し、場合によってはエンジニアサイドから企画サイドやエンドユーザーに提案できる環境を実現したいと考えています。
今回はフロントエンドの開発を中心に担当しましたが、今後はプロダクトを任せられるようになるために、上流工程の設計の部分にも携わりたいと思います。具体的には、インフラ領域の技術・知識が不足していることをこのプロジェクトを通して痛感したので、まずはそこから解消していきたいです。
OPTiM IoTは8月に製品としてリリースされ、ここから実際にお客様の課題解決に貢献していくことが重要なミッションとなります。プロダクトと開発チームがともに成長することでビジネスを拡大させていくことが理想です。
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