OPTiM AI Camera Enterprise/OPTiM AI Cameraが、
さまざまな業界の課題を解決!
OPTiM AI Camera シリーズとは?
OPTiM AI Cameraは、既設の監視カメラを活用し、クラウドで画像解析を行うAI画像解析サービスです。
画像解析のための専用ハードウェア導入が不要なため、手軽に利用できる点が特徴で、混雑可視化・人数カウントのリアルタイム配信ソリューションとして、すでに多くの飲食店やスタジアム、イベント会場で導入されています。
OPTiM AI Camera Enterprise/OPTiM AI Cameraが、さまざまな業界の課題を解決!「密状況の検出」などコロナ対策においても大きな役割を担う
ー プロジェクトが発足した経緯を、市場背景を交えてお聞かせください
OPTiMはルーターのセットアップツールから始まり、IoT機器の管理を行う「Optimal Biz」およびAI、IoTを利用するためのプラットフォーム「OPTiM Cloud IoT OS」を展開するなど、AI・IoTの黎明期からソリューションを提供してきました。昨今では技術の進化に伴い、2025年には4百億というIoT機器がインターネットに接続され、膨大なデータをどのように処理するかといった課題が顕在化しています。その対策としてAI関連事業の取り組みを加速させたという背景があります。OPTiMでは、数多あるAI技術のなかでも、人の目の代わりになる「VisionAI」の活用に積極的に取り組み、OPTiM AI Camera Enterprise/OPTiM AI Cameraというソリューションが生まれました。
ー 概要と、プロジェクトにおける役割についてお聞かせください
AI技術の活用に取り組む中で、まずはエッジサーバーにAIエンジンを入れて解析を行う「OPTiM AI Camera Enterprise」を開発しました。カメラの映像から人の侵入を検知したり、来場者数をカウントしたりといった使い方を想定し、さまざまな業種への提供を開始しました。さらに、より安価に利用できるサービスとして、エッジサーバーを置かずクラウド環境のGPUサーバーを活用する「OPTiM AI Camera」を企画。こちらは昨今のコロナ対策として、店内の人物を検出し、密状況をプライバシーに配慮しながら外部に公開できる機能を提供しています。このように変化するニーズに応えることが重要なAI技術において、サービスの新しい機能や活用法の企画や、他企業のソリューションと連携することで付加価値を高めたり、代理店を増やしたりといったプロダクトセール業務を行います。
ー チーム全体の雰囲気はいかがですか
現在のチーム体制になってから3カ月ほど、もともと一緒に仕事をしてきたメンバーが多いこともあり、ざっくばらんに何でも言い合える環境です。Industrial DX事業部は、さまざまな産業のDXを推進していくことをミッションに掲げており、今のチームはメンバー一人ひとりがその目標に向かってプロフェッショナルに動ける集団だと思います。また、一人ひとりが自立して動かなければならないという大変な面もありますが、その分成長のチャンスも多く、チーム全体が成長できる環境で、とても風通しがいい組織です。
不動産・通信・飲食・鉄道と多様な業界でプロジェクトを展開!
AIを活用して新たなビジネスの創出から社会課題の解決までを実現
ー 企画・プロダクトセールスの本プロジェクトにおけるやりがいをお聞かせください
OPTiMにおける企画業務は、チームによってその内容が異なります。現在のチームでは、お客様からの要望を吸い上げて新しい機能に落とし込み、開発チームと議論を重ねて作り上げます。もちろん、コロナ禍における課題解決を支援したOPTiM AI Cameraのように市場背景などから仮説を立ててソリューションを提案することもあります。また、新しい機能やサービスをリリースした際は販促資料を作成するなど業務内容は多岐にわたります。やるべきことはたくさんありますが、自分が手掛けた機能・サービスが社会に提供され、ニュースになったり、Webサイトで紹介されたりなど露出が増えたときは楽しさとやりがいを感じています。
プロダクトセールスでは、AI画像解析やIoTといったキーワードは世の中の期待値も高く、大企業も含めてお声がけいただくケースが増えてきています。一緒にお客様のビジネスを建て付けていくといったマインドを持ったうえで、OPTiMのソリューションをアドオンすることでどう売上を伸ばせるのかを考えながら、交渉を続けていきます。このように、お客様の新たなビジネス価値を生み出していくのは、非常にやりがいのある仕事です。
ー プロジェクトを進めるなかで苦労したところや、印象に残っている導入事例などをお聞かせください
不動産業のお客様で、ビルのリニューアルに伴いOPTiM AI Cameraのソリューションを導入したのですが、Webカメラ43台とこれまでにない規模で、さらに約1カ月で導入を行いました。大規模かつ短期間のプロジェクトで苦労しましたが、その分大きな達成感を得られました。また、大手通信業のOEM案件で1年以上かけてお客様と一緒にビジネスを考えたうえで、経営会議を突破してサービス化に至ったことも強く印象に残っています。
最近では飲食業界でOPTiM AI Cameraのソリューションを導入したプロジェクトが印象に残っています。一般的なネットワークカメラでは価格感が合わなかったため、スケジュールが押し迫る中で安価なカメラを探すところから始まり、そのカメラとOPTiM AI Cameraをつなげるための開発を行いました。本来なら1~2カ月かかるところを開発チームとも協力し、約2週間で納品することができました。
社会課題を解決できた事例として、鉄道会社に導入したケースもあげられます。ホームの点字ブロックの外側にいる人物をAIが検知、スピーカー越しに注意喚起するといったソリューションです。コストやホーム形状の問題でホームドアの設置が難しい駅に対し、転落を防ぐ効果が得られました。
ー AI分野におけるOPTiMの強みを教えてください
単にAIソリューションを開発するベンダーではなく、最新技術のキャッチが早く、スピード感をもってプロダクトに落とし込める力がOPTiMの強みだと思います。
AI技術活用にあたり、どのように課題を解決していくのかが重要です。OPTiMは、社会実装を主軸にしてビジネスを展開しているところが大きな強みです。また、AIエンジンはサービスのなかの1つの部品に過ぎず、AIソリューションを建て付けるにはクラウド、インフラ、デバイス管理、セキュリティ対策など、さまざまな技術が必要になります。OPTiMは「OPTiM Cloud IoT OS」というAI・IoTのプラットフォームを持っており、技術面で大きなアドバンテージがあるのも強みになります。
AIソリューションを社会実装していくというチームの思い・プロジェクトを通じて得られた知見を、新たな企画へとつなげていく
ー チーム全体としてどんな部分に成長を感じていますか
社会や技術の変化にも柔軟に対応できるメンバーが育っており、AIソリューションを社会実装していくという共通認識がチーム全体に浸透してきたことが大きな成長だと思います。また、お客様が考えるアイデアに触れる機会も多く、そこで得た知見を次の企画に活かせるようになってきています。
ー 企画部門として成長を感じられたところを教えてください。また、企画サイドからの働きかけでプロダクトの成長につなげたといったエピソードがあれば教えてください
今まではOPTiM AI Cameraシリーズのプロダクトを育てていくという考えのもとで業務に携わり、お客様のDX実現をどのように支援していくかという点に重きを置いて取り組めています。マネージャー陣が軸を持ってチームを牽引することで、物事に剃った仕事の進め方を考え、チームに対して的確に指示が出せるようになったことに成長を感じています。
プロダクトの成長という観点では、もともと OPTiM AI Cameraでは1つのAIエンジンしか搭載できていなかったのですが、それでは用途が限られてしまうという課題がありました。そこでR&D部門やプロダクトの開発チームと協力して改善を進め、現在は3種類のエンジンをエンドユーザー側で切り替えられるようになり、活用の幅を広げることに成功しました。今後もこうした取り組みを継続し、プロダクトの成長につなげていきたいと思っています。
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