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IPインフォメーション
2020.03.13IPインフォメーション
新型コロナウイルス感染拡大対策として、無償提供サービスに使用されている特許の紹介
新型コロナウイルス「COVID-19」(コビッド・ナインティーン)の感染拡大に伴い、2020年2月25日に厚生労働省から「新型コロナウイルス感染症対策の基本方針」が発表され、日本全国において新型コロナウイルスへの感染拡大対策の活動が広がっております。
そのような中、新型コロナウイルスの感染拡大対策支援として、オプティムが提供するサービスである、MDM・PC管理サービス「Optimal Biz」や遠隔作業支援サービス「Optimal Second Sight」、「オンライン診療ポケットドクター」を無償提供することとなりました。
これらのサービスを利用することで、在宅勤務(テレワーク・リモートワーク)の支援や日本国内におけるこれ以上の新型コロナウイルス感染者拡大防止に貢献できるとオプティムは考えております。
このたびのIPインフォメーションでは、これら無償提供しているサービスに使用されている特許について紹介いたします。
Optimal Biz:Zone Management
- 特許番号:5976033(日本)/9462620(米国)/105025435(中国)
- 出願日:2014年4月24日
- 登録日:2016年8月23日/2016年10月4日/2019年9月24日
■特許内容
無線LANの接続先や位置情報、時間帯に応じて、設定を自動的に切り替える特許です。
本特許を活用することで、業務時間内は使用が認められていないアプリケーションの使用を禁止したり、業務時間外になると自由にアプリケーションの使用を許可することなどが可能となるため、リモートワークにおいて効果的となります。
■特許活用例
指定の時間や場所によって利用可能なアプリケーションの制限を行う
→業務時間外のアプリケーション利用を制限できる
Optimal Biz
Optimal Biz:Secure Shield
- 特許番号:5714560(日本)/8793703(米国)/103885671(中国)/101505893(韓国)
- 出願日:2012年12月21日
- 登録日:2015年3月20日/2014年7月29日/2018年4月13日/2016年3月25日
■特許内容
設定機能を備えた携帯端末において、設定画面が呼び出されたことを検知し、設定画面の呼び出しに替えて仮想設定画面を表示する特許です。
本特許を活用することで、MDM管理下からの抜け道を防ぐことが可能となり、会社が定めたセキュリティポリシーに則った設定を携帯端末に適用することができます。
■特許活用例
Optimal Biz
Optimal Second Sight、オンライン診療ポケットドクター:Overlay Technology
- 特許番号:5192462(日本)
- 出願日:2009年7月31日
- 登録日:2013年5月8日
■特許内容
共有しているライブ映像に作業指示者が赤ペン、指差し、テキストなどによる指示を描画することで、作業者が指示を視覚的に把握しやすくする、遠隔作業支援システムの特許です。
本特許を活用することで、遠隔での指示をスムーズに行うことが可能となります。
特許活用サービス:
遠隔作業支援サービスOptimal Second Sight
オンライン診療ポケットドクター
■特許活用例
Optimal Second Sight:Overlay Technology(3次元GUIガイド)
- 特許番号:5997824(日本)/10430145(米国)
- 出願日:2015年11月10日
- 登録日:2016年9月2日/2019年10月1日
■特許内容
指示端末とリモート端末から成るリモート作業支援システムにおいて、平面の画面表示では立体感がつかみにくいため、画面表示と実際の空間の対応関係がわかりにくい。
そこで、共有画面内に立体を表示して、その立体に対して矢印を表示をすることで、リモート端末のユーザーに対して、どの方向に向きを変更するべきか、どの方向へ進むべきかを指示する。
矢印の向きと長さは、指示端末からの指示内容に応じて決める。
■特許活用例
Optimal Second Sight
IPインフォメーションとは?
オプティムでは、創業当初からイノベーションを起こし、独自技術を搭載した製品サービスを知財で保護することによって新市場や新顧客を開拓してきました。このような背景から、「イノベーション活動の成果は知財である」という考えが根づいています。
そして、一貫した知財戦略のもとに事業活動を展開するため、知財戦略チームを中心とした知財管理体制を構築し、イノベーション活動に取り組んでおります。
そのような中で、オプティムが保有する特許について、その内容と活用例、活用イメージを「IPインフォメーション」という形で定期的に分かりやすく紹介していきます。