電子契約サービス24製品を徹底比較!特徴・機能別におすすめ紹介
公開日:2024/12/18
※本記事でご紹介する電子契約サービスの情報は、2024年11月時点のものです。最新情報については各サービスの公式サイトをご参照いただくか、サービス提供会社の営業担当者やカスタマーサポートにご確認ください。「取引先から電子契約を求められることが多くなったし、うちも導入したい」
「電子契約サービスっていっぱいあるみたいだけど、どれがいいのだろう?」
紙の契約書から電子契約書へと舵を切ることにしたものの、自社に最適なものがどれかわからずお悩みではありませんか?
そこで本記事では、下記の全24の電子契約サービスを、比較表とともにご紹介していきます。
※サービス名をクリックすると、各サービスの詳細を見られます。
サービス名 |
特徴 |
---|---|
導入社数250万社以上で国内シェアNo.1。 圧倒的知名度、総合成績トップクラスの全方位サービス |
|
世界シェア1位。44言語カバーのグローバルスタンダード |
|
導入企業数 350 万社以上で国内導入企業数1位。 コスパ◎で、スマホからの閲覧・署名も可能 |
|
無料プランが充実 |
|
コストが膨れ上がりにくい送信料込みの料金体系 |
|
ミニマム&リーズナブル |
|
金融機関と同レベルで厳重な本人確認 |
|
万全のセキュリティ対策 |
|
紙感覚そのままの押印業務 |
|
法務部内専用の「法務担当チャット」を利用可能 ※オプションサービス契約中のみ |
|
PDF編集から署名まで一つのアプリで完結 |
|
署名した契約書のバックアップをDropboxに自動保存 |
着目する機能や特徴別におすすめサービスをピックアップし、それぞれ特にどういった企業におすすめかについても触れていますので、そちらも併せてご参考になさってください。
【各サービスの基本項目比較】
サービス名 |
料金(税込) |
署名方式 |
サポート |
無料プラン※ |
---|---|---|---|---|
【初期費用】 無料 【固定費用】 月額11,000円〜 |
立会人型 |
チャット/電話/課題解決セミナー(毎日開催) |
あり ※月3件まで送信可 |
|
要問い合わせ |
立会人型 |
電話/メール/オンラインヘルプ/コミュニティ(英語) |
なし |
|
【初期費用】 無料 【固定費用】 月額9,680円〜 |
ハイブリッド型 |
チャット/電話/メール |
あり ※月5件まで送信可 |
|
【初期費用】 無料 【固定費用】 無料 ※1締結ごとに330円、1送信ごとに110円の従量課金制 |
ハイブリッド型 |
電話/オンラインヘルプ |
あり ※月10件まで送信可 |
|
【初期費用】 無料 【固定費用】 月額6,875円〜※毎月30件まで追加料金なく送信可(ライトプランの場合) |
立会人型 |
メール |
なし |
|
【初期費用】 無料 【固定費用】 月額2,200円〜 ※毎月10件まで追加料金なく送信可(スタータープランの場合) |
立会人型 |
メール |
あり ※月1件まで送信可 |
|
【初期費用】 無料 【固定費用】 月額19,800円〜 ※年600件まで追加料金なく送信可(TOTAL600プランの場合) ※年間契約 |
立会人型 |
メール |
なし |
|
要問い合わせ |
ハイブリッド型 |
メール |
なし |
|
要問い合わせ |
立会人型 |
メール/オンラインヘルプ/サポート掲示板 |
なし |
|
【初期費用】 無料 【固定費用】 月額4,378円〜 ※法人向け |
立会人型 |
チャット/メール |
なし |
|
【初期費用】 無料 【固定費用】 1ユーザー当たり月額1,848円 ※法人向け ※送信料無料 |
ハイブリッド型 |
チャット/コミュニティ/Acrobatエキスパートとの1on1のセッション(1ライセンスあたり年2回) ※セッションは法人のみ対象 |
なし |
|
無料 【固定費用】 月額3,740円〜 ※チーム向け ※送信料無料 |
立会人型 |
チャット/メール |
なし |
|
【初期費用】 無料 【固定費用】 月額7,898円〜 ※法人向け ※毎月50件まで追加料金なく送信可(Starterプランの場合) ※年間契約 |
立会人型 |
電話/メール |
なし |
|
【初期費用】55,000円〜 【固定費用】 月額11,000円〜 ※送信料無料 |
立会人型 |
電話/チャット/メール/コミュニティ |
なし |
|
【初期費用】 無料 【固定費用】 月額22,000円 |
ハイブリッド型 |
メール |
なし |
|
要問い合わせ |
立会人型 |
電話/メール |
なし |
|
【初期費用】 無料 【固定費用】 月額9,460円〜 ※毎月50件まで追加料金なく送信可 ※年間契約 |
立会人型 |
電話/メール |
あり ※月10件まで送信可 |
|
【初期費用】 無料 【固定費用】 月額11,000円〜 |
立会人型 |
メール |
あり ※月3件まで送信可 |
|
無料 【固定費用】 1ユーザー当たり月額15米ドル+税 |
立会人型 |
メール |
あり ※月3件まで送信可 |
|
【初期費用】 要見積 【固定費用】月額11,000円〜 |
ハイブリッド型 |
チャット/電話/メール |
あり ※月5件まで送信可 |
|
【初期費用】 無料 【固定費用】 月額11,000円 |
立会人型 |
チャット/電話/メール |
なし |
|
【初期費用】 無料 【固定費用】 月額9,900円〜 ※毎月100件まで追加料金なく送信可 【チャージ型】 固定費用なし。1送信ごとに110円の従量課金制 |
立会人型 |
チャット/メール |
なし |
|
【初期費用】 無料 【固定費用】 月額5,500円〜 |
ハイブリッド型 |
メール |
なし |
|
【初期費用】 無料 【固定費用】 月額27,500円〜 ※毎月100件まで追加料金なく送信可(コンプリートプランの場合) |
立会人型 |
メール |
あり ※送信および締結それぞれ月5件まで可 |
*無期限で利用し続けられる無料プランのみ対象。
【各サービスの機能比較】
サービス名 |
一元管理機能 |
ワークフロー機能 |
テンプレート機能 |
期日管理機能 |
対応外国語 |
---|---|---|---|---|---|
◯ |
◯ (Enterpriseプラン) |
◯ |
◯ |
英語 中国語(簡体) 中国語(繁体) |
|
× |
◯ |
◯ |
◯ |
署名:44言語 送信:14言語 |
|
◯ |
◯ |
◯ |
◯ |
英語 中国語 スペイン語 ポルトガル語 タイ語 ベトナム語 ミャンマー語 |
|
◯ |
◯ |
◯ |
◯ |
英語 |
|
◯ |
◯ |
× |
× |
- |
|
× |
× |
◯ |
× |
英語 |
|
◯ |
◯ |
× |
× |
- |
|
× |
× |
◯ |
◯ |
英語 |
|
× |
◯ |
◯ |
× |
- |
|
◯ |
◯ |
◯ |
◯ |
英語 |
|
× |
◯ |
× |
× |
33言語 |
|
× |
× |
◯ |
× |
21言語 |
|
◯ |
◯ |
◯ (Standard以上) |
× |
英語 ベトナム語 |
|
◯ |
◯ |
× |
◯ |
- |
|
× |
◯ |
◯ |
× |
英語 |
|
◯ |
◯ |
◯ |
◯ |
英語 |
|
◯ |
◯ |
◯ |
× |
- |
|
◯ |
◯ (Normalプラン以上) |
◯ |
× |
- |
|
◯ |
◯ |
◯ |
× |
英語 |
|
◯ (Corporateプラン以上) |
◯ |
◯ |
◯ |
英語 中国語 |
|
× |
× |
◯ |
× |
英語 中国語 |
|
× |
× |
× |
× |
- |
|
× |
× |
◯ |
◯ |
- |
|
× |
◯ |
× |
× |
- |
選定を誤れば、導入にかけた労力やコストが無駄になってしまうだけでなく、契約業務全体に大きな損失をもたらしかねない電子契約サービス。
本記事をお読みいただければ、貴社に最適な電子契約サービスが見つかるはずです。
ぜひ本記事をお役立てください。
1. 電子契約サービスの選び方
数多くある電子契約サービスの中から、何を基準としてどのように選べばよいのかですが、本記事で推奨するのは、下図の基準と順序で取捨選択をしていくという方法です。
より本質的で重要度の高い要素から順にものさしとしていくことで、「良さそうに思ったけれど、本来の目的や希望を達成できなかった」ということを避けられます。
各ステップについて、詳しく解説していきます。
ぜひご参考になさって、自社に最適な電子契約サービスを見つけてください。
1-1. 他社の導入状況、認知度、自社の希望要件のどれを優先するかを決めて選ぶ
電子契約サービスを選ぶ際、真っ先に確認したいのが、下記のうち、どれを優先したいのかということです。
【優先したいことを基準にした選び方】
優先したいこと |
判断基準と選び方 |
---|---|
他社の導入状況 |
取引先と同じサービスで足並みを揃えたい |
サービスの認知度 |
市場シェアの高いサービスなら安心感がある |
自社の希望要件 |
などを譲れない |
このプロセスは、「サービスが持つ機能で実現できる部分以外の何を見据えて電子契約サービスを導入しようとしているか」の確認作業であるといえます。
一つだけとは限らず、「市場シェアが高くかつ希望要件も満たしているサービス」といった組み合わせもあり得ます。
1-2. 自社に必要な機能で選ぶ
次に基準とするのが、自社に必要な機能が搭載されているかどうかという点です。
電子契約サービスを選ぶ際の比較項目となる各種機能には、下記のようなものが挙げられます。
【判断基準となる機能の例】
機能名 |
機能概要 |
---|---|
一元管理機能 |
スキャンデータを取り込んだ紙の契約書を、電子契約書とまとめて管理する機能 |
ワークフロー機能 |
契約書作成プロセスにおける社内承認フローを設定する機能 |
テンプレート機能 |
事前に登録しておいたひな形を用いて契約書を作成する機能 |
期日管理機能 |
期日(更新期限、解約通知期限など)が近づくと自動的に通知する機能 |
外部システム連携機能 |
各種外部システム(顧客管理システム、帳票システムなど)との間でデータを相互に共有・処理する機能 |
情報セキュリティレベル |
オンライン上での作業に伴う情報セキュリティリスク(情報漏洩、不正侵入によるデータ破損など)に対する対策の強固さ |
契約業務の運用に大きく影響するような機能を中心に挙げていますが、判断基準となる機能は上記に限りません。
たとえば「手書き署名ができないと困る」など、他社にとっては不要でも自社には欠かせない機能もあるため、あくまでも「自社が重視する機能は何か」という目線で見極めます。
注意したい点としては、サービス選びの基準とするのは自社にとって必須もしくは優先度の高い機能に限定しましょう。
なくてもなんとかなりそうな機能については、この段階ではとりあえず脇に置いておき、最終的に他要素との兼ね合いで決めるというのが現実的でしょう。
【署名方式は契約内容に応じて選ぶ】 電子契約において電子署名を付与する方式には、下図の3種類があります。
大きな違いは、電子署名の正当性を担保する「電子証明書」が必要か否かです。
第三者機関に発行してもらう電子証明書は、厳格な本人確認が求められて手間とコストがかかります。 その代わり、なりすましや改ざんのリスクを抑えられます。 当事者型と立会人型とでは、より手軽な立会人型のほうが主流で、多くの場合、立会人型での署名で問題ありません。 しかし、印鑑でいうところの実印を用いて行うレベルの重要な契約や、規模の大きな契約での利用を見込むのであれば、より信頼性の高い当事者型が適しています。 決めかねる場合は、立会人型でも当事者型でも署名できるハイブリッド型を採用しているサービスを選ぶとよいでしょう。 |
1-3. 自社に有利となる料金体系で選ぶ
続いて着目したいのは、料金体系です。
基本的には、ひと月当たりの平均契約件数と利用したい機能に応じて、自社に有利となる料金体系のサービスを選ぶことになるでしょう。
自社に有利な料金体系であるかを判断する際の着目ポイントとしては、主に次のようなものが挙げられます。「自社の平均月間契約件数や運用だとどうなるか?」をシミュレーションしてみましょう。
- お得になるのは固定料金制か従量課金制か
- 1件当たり送信料は実質的に何円になるか
- 送信件数やユーザー数に制限のある無料プランでも問題なく使えるか
- 希望する機能が標準搭載されているか追加オプション扱いか
たとえば、月に数件しか契約書を送信しないなら、1件当たりの送信料が高めであっても、基本料金のかからない完全従量課金制が得でしょう。
シンプルな仕様で料金の安いAサービスでたくさんの追加オプションをつけるよりも、多少高くてもひと通りの機能が標準搭載されているBサービスのほうがかえって低コストかもしれません。
単に「固定料金制か従量課金制か」「希望する機能が標準搭載されているかいないか」などと切り分けるのではなく、
「毎月50件ほどの契約書を作成する我が社が、このサービスを利用すると毎月いくらかかるか?」
「このサービスでオプション機能を追加して運用する場合のランニングコストは?」
といった具体的なシミュレーションが大切です。
1-4. 対応言語やサポート体制で選ぶ
上記「1-2. 自社に必要な機能で選ぶ」のステップで機能面から選びましたが、今度はシステムの使用環境に影響する次のようなポイントに着目します。
- 取引先の使用言語に対応しているか
- サポートの窓口(電話、メール、チャットなど)が自社にとって使いやすいか
外資系企業との契約や国際取引もある場合には、最低でも英語に対応していないと、活用範囲が狭まってしまうでしょう。
教えてほしいことが出てきたり、トラブルが起きたりしたときに、手軽に問い合わせできるか、いち早く対応してもらえるかどうかは、総合的な使いやすさに影響します。
いずれもサービス選びにおける決定的要因とはならないかもしれません。
しかし、満足感や安心感といったソフト面にも関わってくる部分です。おろそかにせず、確認しましょう。
1-5. 使いやすさを確認して選ぶ
最後に、デモやお試し期間中に、実際に使ってみながら「使いやすさ(ユーザビリティ)」を確認します。
使いやすさは感覚的なものであり、人によって感じ方は異なるため、正解があるものではありません。
しかし、使いやすさに影響するのは主にUI(ユーザーインターフェイス)や操作性であり、次のような実感が目安となるでしょう。
【使いやすさの目安】
使いやすい |
使いにくい |
|
---|---|---|
画面のみやすさ |
◎シンプルで見やすい |
×どこを見ればよいのかわかりづらい |
効率の良さ |
◎短時間で目的の情報にたどり着ける |
×目的の情報にたどり着くまで時間がかかる |
学習しやすさ |
◎初見でもどう操作すればいいか見当がつく |
×マニュアルやレクチャーなしではキツい |
操作性の高さ |
◎操作していてストレスを感じない |
×操作していると疲れてしまう |
覚えやすさ |
◎一度使えば操作方法や手順を覚えられる |
×何度使っても操作を覚えられない |
2.【市場シェアが高い】おすすめ電子契約サービス
ここからは、特徴別のおすすめ電子契約サービスをご紹介していきます。
最初は、市場シェアが高いサービスが望ましいとお考えの方向けに、電子契約サービスの御三家といってもよい3つのサービスをご紹介します。
2-1. クラウドサイン
画像出典:クラウドサイン公式サイト
導入社数250万社以上、国内シェアNo.1の電子契約サービスがクラウドサインです。
認知度も非常に高く、行政機関や地方自治体と民間企業との間の契約にも利用できる電子契約サービスとして初めて認められたのもクラウドサインでした。
まさに日本国内における電子契約サービスの代表格であるといえ、その知名度の高さから、電子契約を依頼した取引先の同意を得やすいことが強みです。
ただし、そんな強みの理由は、知名度の高さだけではありません。
シンプルで直感的に操作できると多くのユーザーから高く評価されているUIも理由の一つ。
見やすくわかりやすいUIだから、契約書を送られた側も迷わず操作できるのです。
さらに、セキュリティ意識がとりわけ高い金融機関の導入例も多く、そのことからもわかる万全のセキュリティがもたらす安心感もまた、広く認められていることの理由です。
そのほかにも、100以上もある連携可能な外部サービス、AIによる管理項目の読み取りと自動入力の機能など、隙のなさが特徴とでもいえるのがクラウドサインです。
総合成績の優れた「全方位サービス」をお望みならクラウドサインがまず候補に上がってくるでしょう。
また、地方自治体における導入状況に限れば、シェア率は約70%と圧倒的ですので、自治体との取引が多い場合にも最有力候補となるのではないでしょうか。
サービス名 |
クラウドサイン |
署名方式 |
立会人型 |
料金(税込) |
【初期費用】 無料 【固定費用】 フリープラン:月3件まで送信可 Lightプラン:月額11,000円+1送信ごとに220円 Corporateプラン:月額30,800円+1送信ごとに220円 Businessプラン(料金要相談) Enterpriseプラン(料金要相談) |
主な機能 ※契約プランやオプション追加有無により利用できる機能は異なります |
|
外部システム連携 |
等100以上 |
セキュリティ |
|
2-2. Docusign
画像出典:Docusign公式サイト
世界180以上の国・地域で利用されている世界シェアNo.1の電子契約サービスがDocusignです。
どこの国にもその国独自の電子取引法があり、それが電子契約において障壁となるケースも残念ながらあります。
しかし、世界各国で高い認知度と利用実績があるDocuSignなら、相手がDocusignに対応可能かどうかを確認する必要はほとんどないといわれています。
カバーしている言語の数も群を抜いており、44言語で署名可能という驚きの多言語対応で、そういった意味でもグローバルスタンダードなサービスといえそうです。(送信可能なのは14言語)
そうした背景から、特に外国企業との契約において大きなメリットがあるサービスですので、国内の外資系企業や海外の取引先との契約が多いなら、特におすすめです。
サービス名 |
Docusign |
署名方式 |
立会人型 |
料金(税込) |
要問い合わせ |
主な機能 ※契約プランやオプション追加有無により利用できる機能は異なります |
|
外部システム連携 |
等400以上ce |
セキュリティ |
|
2-3. 電子印鑑GMOサイン
画像出典:電子印鑑GMOサイン公式サイト
導入企業数350万社以上の、国内導入企業数ではトップの電子契約サービスが電子印鑑GMOサインです。
1送信ごとに220円(税込)という価格設定のサービスが目立つ中、半額の110円(税込)であること、他サービスではオプション扱いとなるような機能まで標準搭載しているなど、コスパの良いサービスとして人気です。
また、1年単位での契約となるサービスが多いですが、電子印鑑GMOサインは1ヶ月単位での契約が可能です。
もともと比較的抑えた料金設定である上に、まずは試運転の感覚で始められるため、どの程度活用できるかもわからないうちからまとまった金額を投資することに抵抗があるなら、選択肢となるでしょう。
さらに、スマホからの閲覧・署名も可能となっているので、外出先や移動の列車内などでもサッと対応できる利便性を求める場合にも有力候補となるでしょう。
サービス名 |
電子印鑑GMOサイン |
署名方式 |
ハイブリッド型 |
料金(税込) |
【初期費用】 無料 【固定費用】 お試しフリープラン:月5件まで送信可 契約印&実印プラン:月額9,680円+1送信ごとに110円(立会人型)or 330円(当事者型) |
主な機能 ※契約プランやオプション追加有無により利用できる機能は異なります |
|
外部システム連携 |
|
セキュリティ |
|
3. 【低コスト】おすすめ電子契約サービス
電子契約サービスを導入したいけれど、コストがネックとなってなかなか導入に踏み切れない……。
そんな場合におすすめの、低コストで運用可能なサービスを3つご紹介します。
3-1. WAN-Sign
画像出典:WAN-Sign公式サイト
無料プランの充実度が高い電子契約サービスがWAN-Signです。
無料プランでは月数件までというサービスが多い中、WAN-Signでは月10件まで利用可能で、各種機能も有料プランと同じように使えます。
また、全ての種機能が標準搭載されており、追加費用の心配が要らないという点も魅力です。
基本料金は手頃でも、オプション機能を追加すると結局それなりの価格になってしまうというケースも少なくありませんが、WAN-Signなら基本プランでひと通りの機能が無料で使えます。
(※SMS送信機能、書類電子化代行サービス、システム連携のみ有料オプション)
文書電子データ管理料(通常プラン5,000件分が月11,000円(税込)、大容量プラン約40万件分が月33,000円(税込))こそかかりますが、基本料金がないことを考えれば決して高すぎではないでしょう。
基本料金がなく、利用件数で料金が決まる従量課金制(1締結ごとに330円(税込)、1送信ごとに110円(税込))のため、件数が少なめのユーザーならコストを抑えることができて、特におすすめです。
サービス名 |
WAN-Sign |
署名方式 |
ハイブリッド型 |
料金(税込) |
【初期費用】 無料 【固定費用】 無料プラン:月10件まで送信可 WAN-Sign基本プラン:0円+1締結ごとに330円、1送信ごとに110円の従量課金制 ※PDFが添付された文書電子データ管理料として、月11,000円(通常プラン5,000件)または月33,000円(大容量プラン約40万件)課金 |
主な機能 ※契約プランやオプション追加有無により利用できる機能は異なります |
|
外部システム連携 |
|
セキュリティ |
|
3-2. ベクターサイン
画像出典:ベクターサイン公式サイト
プラン料金内に一定件数の送信料が含まれていて、基本料金+従量料金という料金制よりもリーズナブルである可能性が高い電子契約サービスがベクターサインです。
月額6,875円(税込)のライトプランなら毎月30件分、実質月額13,750円のスタンダードプランであれば毎月100件分の送信料が基本料金に含まれています。
100件送信すると、1件当たり送信料を220円とした場合、22,000円かかりますので、それと比較するとかなりお得だということがわかります。
送信件数は3ヶ月分まで繰越できるため、無駄もありません。
毎月の契約件数にもよりますが、各プランの上限件数である30件または100件に近い件数であれば、低コストでの運用が可能です。
サービス名 |
ベクターサイン |
署名方式 |
立会人型 |
料金(税込) |
【初期費用】 無料 【固定費用】 ライト:年額66,000円(または月額6,875円)+月30件まで追加料金なく送信可 スタンダード:年額132,000円(または月額13,750円)+月100件まで追加料金なく送信可 |
主な機能 ※契約プランやオプション追加有無により利用できる機能は異なります |
|
外部システム連携 |
|
セキュリティ |
|
3-3. 契約大臣
画像出典:契約大臣公式サイト
前述のベクターサイン同様に、プラン料金内に一定件数の送信料が含まれており、基本料金+従量料金という料金制よりもリーズナブルである可能性が高い電子契約サービスが契約大臣です。
月額2,200円(税込)のスタータープランなら毎月10件分、実質月額6,600円(税込)のベーシックプランなら毎月50件分、月額9,900円(税込)のプレミアムプランなら毎月100件分の送信料が込み。
ベクターサインよりもさらにリーズナブルですが、その代わりに一元管理機能やワークフロー機能などは搭載されておらず、シンプルな仕様となっています。
毎月の契約件数との兼ね合いもありますが、各種機能を特に望まないのであれば、低コスト運用が可能な選択肢として検討してみる価値があるでしょう。
サービス名 |
契約大臣 |
署名方式 |
立会人型 |
料金(税込) |
【初期費用】 無料 【固定費用】 スタータープラン:年額24,240円(または月額2,200)円+月10件まで追加料金なく送信可 ベーシックプラン:年額72,600円(または月額6,600円)+月50件分まで追加料金なく送信可 プレミアムプラン:年額108,900円(または月額9,900円)+月100件まで追加料金なく送信可 |
主な機能 ※契約プランやオプション追加有無により利用できる機能は異なります |
|
外部システム連携 |
要問い合わせ |
セキュリティ |
|
4.【高セキュリティ】おすすめ電子契約サービス
電子契約の利便性はよく理解しているものの、情報セキュリティリスクに不安を感じているという場合におすすめの、セキュリティレベルの高いサービスをご紹介します。
4-1. リーテックスデジタル契約
金融・法務の専門家が監修し、金融機関と同レベルで厳重な本人確認などにより高度な安全性を担保している電子契約サービスが、リーテックスデジタル契約です。
なんといっても特徴的なのは、電子債権記録機関を活用して利用者登録を行い、電子記録債権(手形や振込に代わる新たな電子的決済手段)の中に電子契約ファイルを入れこむという方法を採用している点です。
リーテックス株式会社が特許申請している同方法により、契約名義の改ざん・偽装のリスクを排除しています。(万一改ざんされた場合には、電子記録債権法に基づき、電子記録債権機関が損害賠償責任を負います)
業界最高水準の安全性を誇る同サービスは、金額の大きな契約が多いユーザーに特におすすめです。
サービス名 |
リーテックスデジタル契約 |
署名方式 |
立会人型 |
料金(税込) |
【初期費用】 無料 【固定費用】 TOTAL 600:月額19,800円(または年額237,600円)+年600件まで追加料金なく送信可 TOTAL 1200:月額29,700円(または年額356,400円)+年1,200件まで追加料金なく送信可 TOTAL 3000:月額55,000円(または年額660,000円)+年3,000件まで追加料金なく送信可 PREMIUM 12000:要相談 |
主な機能 ※契約プランやオプション追加有無により利用できる機能は異なります |
|
外部システム連携 |
要問い合わせ |
セキュリティ |
|
4-2. CONTRACTHUB@absonne
万全のセキュリティ対策により、何があっても安全に稼働し続けるシステムの提供を目指す電子契約サービスがCONTRACTHUB@absonneです。
システムエラーを24時間365日監視、数世代バックアップ(直近のデータに加え、それ以前のデータも保存するバックアップ)を実施、不正アクセス対策も徹底しています。
さらに、データベース自体の安全性を高めるため、サーバーやネットワーク機器は、自然災害のリスクが低いとされている立地にある堅牢なデータセンター内に設置されています。
同データセンターは耐震設備、二重化電源、自家発電設備を備えており、十二分な災害対策・停電対策が講じられているといえるでしょう。
あらゆる障害に備えたセキュアなシステムを求めているなら、有力候補となるサービスです。
サービス名 |
CONTRACTHUB@absonne |
署名方式 |
ハイブリッド型 |
料金(税込) |
要問い合わせ |
主な機能 ※契約プランやオプション追加有無により利用できる機能は異なります |
|
外部システム連携 |
要問い合わせ |
セキュリティ |
|
5.【他社にない特徴】おすすめ電子契約サービス
ユニークな特徴を持つサービスは、その特徴がユーザーのニーズに一致すれば、まさにオンリーワンの選択肢となるでしょう。
他社サービスには見られない特色を持つサービスを2つご紹介します。
5-1. Shachihata Cloud
従来の押印業務をそのままモニタ上に再現する感覚で使える電子契約サービスが、Shachihata Cloudです。
電子契約サービス導入や、導入後の社内への浸透プロセスに当たり、「これまで続けたきたやり方から変わることへの社員の抵抗感」が問題となるケースがあります。
そんなとき、紙の契約書を回覧して承認印を捺すという作業感覚を電子的に再現したといえるShachihata Cloudなら、そうした心理的な障壁を乗り越えやすくしてくれます。
スタンプ台不要のハンコで知られるシャチハタ株式会社によるサービスだけに、電子印鑑へのこだわりが光っているのも特徴です。
角印や手書きサインなど、どんなものでも電子印鑑として作成・利用可能で、印影のきれいさも評価が高いです。
既存の承認プロセスや運用ルールを極力変えず、フローの変更に伴うストレスを最小限に抑えたいユーザーにおすすめのサービスです。
サービス名 |
Shachihata Cloud |
署名方式 |
立会人型 |
料金(税込) |
フリーチョイス:1ユーザー当たり月額110円 (※最低利用人数10名〜) コミュニケーション満足セット:1ユーザー当たり月額220円 ワークフロー充実セット:1ユーザー当たり月額330円 文書管理充実セット:1ユーザー当たり月額220円 セキュリティ強化セット:1ユーザー当たり月額220円 ※タイムスタンプ付与料金として月額3,300円(月100回まで付与可) |
主な機能 ※契約プランやオプション追加有無により利用できる機能は異なります |
|
外部システム連携 |
|
セキュリティ |
|
5-2. マネーフォワード クラウド契約
画像出典:マネーフォワード クラウド契約公式サイト
法務担当者間のコミュニケーションにも配慮した電子契約サービスがマネーフォワード クラウド契約です。
契約書作成前の工程として、法務担当者への案件相談や審査業務が発生します。
その際、事業部門担当者と法務担当者でのやり取りと、法務部内だけで完結させる必要のあるやり取りは、それぞれ別のツールで行わなくてはなりません。
事業部門担当者と法務担当者がやりとりできる「依頼者チャット」のほかに、法務部内専用の「法務担当チャット」も利用可能なマネーフォワード クラウド契約であれば、そうした煩雑さとは無縁です。
法務担当者は「法律相談」や「契約書審査」などといった案件によって異なるツールを使い分ける必要がなくなるため、進行管理がスムーズになります。
「法務サイドの負担を軽減したい」「法務関連の部分が契約業務効率化のボトルネックだと感じている」とお考えなら、ぜひ検討したいサービスです。
※ご紹介している「法務担当チャット」本機能は、オプションサービスである「案件管理機能」を契約中の場合のみ利用可能です。
サービス名 |
マネーフォワード クラウド契約 |
署名方式 |
立会人型 |
料金(税込) |
【初期費用】 無料 【固定費用】 スモールビジネス:月額4,378円〜 ビジネス:月額6,578円〜 |
主な機能 ※契約プランやオプション追加有無により利用できる機能は異なります |
|
外部システム連携 |
|
セキュリティ |
|
6.【特定のツールと高度な連携】おすすめ電子契約サービス
同一の会社が開発・提供するツールやシステム同士は、やはり相性抜群です。
既に利用中のツールがある場合、そのツールの提供元が開発した電子契約サービスを選べば、通常の外部システム連携よりも高度な連携により、一層スムーズな運用を実現できます。
そうしたシームレスな運用が可能なサービスを2つご紹介します。
6-1. Adobe Acrobat Sign
Acrobat有償版のライセンス利用者なら試してみる価値ありな電子契約サービスがAdobe Acrobat Signです。
PDF編集ツールとして圧倒的な知名度とブランド力を持つAdobe社の電子契約サービスならではの安心感が魅力という声も多いですが、Acrobatユーザーならそれ以上の価値を見出せるはずです、
実は、Acrobat有償版には電子サイン機能が標準搭載されており、Adobe Acrobatの画面上から電子サインツールを選んで開くだけで、追加プランなどは不要で利用可能なのです。
つまり、AcrobatならPDF編集で契約書のフォーマットを整えるという最初のプロセスから一つのアプリで完結するということ。
AcrobatでPDF編集をしても、電子サイン機能については別サービスを使うというよくある運用に比べ、圧倒的にスムーズです。
無償版でも月2回までならお試しで利用可能なため、このAcrobatならではの運用をまずは無償版で体験してみてから有償版の利用を検討するというのもありではないでしょうか。
サービス名 |
Adobe Acrobat Sign |
署名方式 |
ハイブリッド型 |
料金(税込) |
【初期費用】 無料 【固定費用】 法人版Acrobat Standardグループ版:1ユーザー当たり月額1,848円 法人版Acrobat Proグループ版:1ユーザー当たり月額2,380円 法人版Acrobat Sign Solutions(要問い合わせ) |
主な機能 ※契約プランやオプション追加有無により利用できる機能は異なります |
|
外部システム連携 |
|
セキュリティ |
|
6-2. Dropbox Sign
画像出典:Dropbox Sign公式サイト
Dropboxユーザーなら使い勝手がよい電子契約サービスがDropbox Signです。
親会社がDropboxなのでDropboxとの連携が抜群で、署名した契約書のバックアップが自動的にDropboxに保存されます。
また、外部連携機能も充実しているため、Dropboxに保存されているファイルやEvernote、Google Drive内のファイルなどを、都度PDF形式に変換することなく承認依頼できるのも強みです。
Dropbox機能拡張をインストールすれば、デスクトップのポップアップメニューから送信可能となり、さらに便利です。
サービス名 |
Dropbox Sign |
署名方式 |
立会人型 |
料金(税込) |
【初期費用】 無料 【固定費用】 個人向け Essentials:月額2,365円 少人数チーム向け Standard:1ユーザー当たり月額3,740円 大規模チーム向け Premium:要問い合わせ |
主な機能 ※契約プランやオプション追加有無により利用できる機能は異なります |
|
外部システム連携 |
|
セキュリティ |
GDPR・
|
7. 電子契約サービス導入と併せて適切な管理も念頭に置こう
電子契約サービスをご紹介してきましたが、電子契約サービスがカバーできるのは基本的に契約書を作成し、署名し、保管するところまでであり、締結後の管理については機能が充実していたとしてもごく限られた対応となります。
しかし、電子契約は締結しておしまいではなく、その後の管理も重要であることは言うまでもありません。
他者との契約であり法的効力もある以上、管理の重要性は紙の契約書と変わらないため、契約締結プロセスだけを電子化して管理体制が置き去りでは、契約フロー全体の効率化にはつながらないからです。
たとえば、Excelなどで作成した管理台帳に管理項目を手入力するという運用には、多大な工数がかかるということ以外にも、
- 転記ミス
- 抜け漏れ
- 期限の見逃し
といったヒューマンエラーの発生という大きなリスクが存在します。
ヒューマンエラーを排除し、契約業務の全体を効率化するには、管理の部分のDX化がやはり欠かせません。
電子契約サービスの導入検討と併せて、管理業務における非常に有効な選択肢として注目されている電子契約書管理システムの導入も検討してみてはいかがでしょうか。
【効率的な契約書管理をリーズナブルに実現するならOPTiM Contract】 契約書管理で困っていることを低コストで解決したいとお望みではありませんか? AI解析を利用した効率的な契約書管理を実現する契約書管理システム「OPTiM Contract」は、初期費用なし、月額9,980円(税抜)からご利用いただけます。 導入費用やランニングコストの心配することなく、多大な工数、転記ミス、抜け漏れ、期限の見逃しといった契約書管理業務のリスクを大幅に削減可能です。 大幅工数減!転記ミスなし!抜け漏れなし! 電子契約サービスで締結した契約書ファイルを、連携機能を使って一括で取り込み、各社独自の書式も高精度で取り込むAI解析機能で、管理対象項目を自動抽出して登録します。 手入力に比べ圧倒的な工数減、しかも工数転記ミスが発生する余地はありません。 登録するのは、電子帳簿保存法で求められる電子取引保存要件を満たすのに必要な3つの検索項目(取引年月日・取引金額・取引先の名称)を含む下記の9つの管理対象項目です。
期限の見逃しなし! 更新期限、解約通知期限などの到来が近づくと、メールで自動通知するので、期限の見逃しを防げます。 自動更新がない契約の場合は、更新対応が完了するまでメールで担当者を追いかけます。 紙も電子もまとめて管理! 紙の契約書のスキャンデータも、複数の電子契約サービス*で締結したファイルも取り込み、一元管理するので、保管場所を点在させません。 *連携可能なサービスに限る OPTiM Contractは容量無制限、従量課金はなく件数にかかわらず定額、グループ作成もできるので、グループ会社も含めた会社全体の契約書を一つのプランで管理したいという場合にもおすすめです。 電子契約サービスの導入検討と併せて考えるべき「契約書をどう管理するか?」の問題の解決策となるOPTiM Contractについて、まずは資料でご確認ください。 |
8. まとめ
自社に最適な電子契約サービスを的確に選ぶには、次の手順で選定していきましょう。
|
特徴別のおすすめサービスは、以下の通りです。
【市場シェアが高い】
- クラウドサイン
- Docusign
- 電子印鑑GMOサイン
【低コスト】
- WAN-Sign
- ベクターサイン
- 契約大臣
【高セキュリティ】
- リーテックスデジタル契約
- CONTRACTHUB@absonne
【他社にない特徴】
- Shachihata Cloud
- マネーフォワード クラウド契約
【特定のツールと高度な連携】
- Adobe Acrobat Sign
- Dropbox Sign
導入にかけた労力やコストを無駄にしないため、また、契約業務全体に大きな損失をもたらすことを避けるため、貴社に最適な電子契約サービスを見極める上で、本記事がご参考になれば幸いです。