米の美味しさ(食味)を決める
タンパク質含有率の
均一化を目指す
米の美味しさを決める要素
⼀般的に⽶の⾷味は「アミロース」「タンパク質含有率」「⽔分」で決まります。
タンパク質含率は栽培期間の追肥管理が大きく影響するため、ドローンで⽣育ムラを測定し、
必要な箇所に必要な量だけ追肥を実施することで、⽬標のタンパク質含有率の実現を⽬指します。
ピンポイント散布テクノロジーを
応用した追肥
これまでの追肥体系では、生育がよく、すでに十分な窒素含有量となっている農作物に対しても
一斉に追肥が実施されている状況がありました。
そこで農地の植物活性度をドローンセンシングによりヒートマップ化する事で、追肥の要否や量を正確に算出し、
ドローンでピンポイントに追肥することで、生育の均⼀化を実現します。
ピンポイント追肥の運用フロー
1
追肥時期に”あるべき
NDVI値”を計算
2
NDVI
マッピング
追肥時期に圃場をドローンで空撮しマッピング
4
圃場管理システムで
モニタリング
3
必要箇所にピンポイント施肥
(可変施肥)
ピンポイント追肥による
品質向上効果
ピンポイント追肥を実施した区画に関し、コメの精米歩合に影響を与える
「整粒率」、「死米率」、「未熟粒率」が無施肥区と比べ有意に改善が見られました。
またピンポイント追肥区の「玄米タンパク含有率」を6.0%以下に抑えることができました。
生産コストの削減
ピンポイント追肥テクノロジーを導入することで肥料費を削減でき、
米生産全体のコストダウンが可能になります。