弊社の販売するブロー成形機は全国各地のお客様の工場でペットボトル製造用にご利用いただいているのですが、工場の場所によっては機器トラブルが発生した際の技師往訪に時間を要し、お客様をお待たせする場合もある事が課題でした。 また、ブロー成形機は数万点の部品から構成されており、電話だけでは機器トラブルの状況や原因を正確に把握することが困難であるため、往訪せざるえないことが多々ありました。 そこで、遠隔作業支援機能による映像共有で遠隔から現場状況を確認でき、かつ色ペンや指差し機能でお客様に正確な操作説明が可能なOPTiM Tagletを導入することにしました。

まずお客様から弊社のテクニカルセンターに電話連絡をいただき、口頭での解決が困難と判断した場合、テクニカルセンターからお客様にOPTiM Tagletの遠隔作業支援を繋ぎます。

テクニカルセンターはお客様のスマートフォンを通して送られてくる映像を確認しながらトラブルの原因を特定し、色ペンや指差し機能を用いてブロー成形機の操作方法を説明します。

もしお客様の操作だけで解決できない場合は、OPTiM Tagletの遠隔操作機能でトラブル箇所を撮影し、写真を弊社の技師に共有し対応を依頼します。

機器トラブルには配線が抜けていただけといった簡単な原因も多く、技師が往訪せずともお客様自身の操作で解決できるトラブルを速やかに解消することで、お客様のブロー成形機の停止時間を減らし、かつ技師の往訪に要する時間や費用を削減できるという効果が得られました。

グループで管理する機能がある点が便利です。ブロー成形機は複数の企業でご利用いただいており、お客様企業ごとに連絡先や撮影した写真を管理する必要があります。

OPTiM Tagletではグループ単位で情報を管理しているため、異なるお客様の情報が混在することはなく、かつ権限設定によりテクニカルセンターは全てのお客様の情報を閲覧できるため、効率的にサポートサービスを行うことができます。

1日に数万本のペットボトルを生産するブロー成形機が停止することで、お客様へ与える影響は決して小さくありません。弊社はOPTiM Tagletを活用し、より効率的でスピーディーなサポートを行うことで、お客様のブロー成形機故障によるダウンタイム（お客様設備の停止時間）を最大限削減していくことを目指し続けます。